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3次元CAD/CAM ZW3D

インターネットゲーム開発会社「uWink」社での事例

 

インターネットゲーム開発会社「uWink」社での事例①

 uWink社( www.uwink.com )は、汎用コンピュータゲームやゲームターミナルの開発企業として、最も注目の的であり、かなりの老舗である。uWink社の創設者であるノーランブッシュネル(Nolan Bushnell)氏は、Atari社やChuck E. Cheese 社、Pizza Time Theater社も創設した。ブッシュネル氏は、Pongをゲームセンターにもたらし、そして、彼の新しい会社は、コンピュータゲームとトーナメントを、バー、クラブ、アーケード、空港、及び、ホテルロビー、至るところに供給している。優秀に設計されたゲームターミナル(コイン、現金・クレジットカードを受けとるユニークなパソコンのことである)は、ゲームのダウンロード、及びゲームのトーナメントのためにuWink社のサーバにネットワーク化されており、コンピュータゲームの新しい世代へ対応している。

 uWink社における中心的ビジネスはソフトウェアであるが、インターネットユーザーとゲームプレーヤーを引き付けるために、ゲームターミナルを設計・作成している。uWink社のロサンゼルス本部で、ZW3D CAD/CAM を使って設計された、19インチコンピュータモニターからフルサイズのアーケードキャビネットまで、多様なサイズがあるゲームターミナルは、木、金属、またはプラスチックによってできている。

 uWink社の主任設計技師であるスティーブ・ファレンティノ(Steve Farentinos)氏がCADプログラムを選択した。彼は言う。『私は、ZW3Dをpro/ENGINEERR、Unigraphics、MechanicalDesktop、CADKEYR、IronCAD、及び、SolidWorksと比較し、そして、私の意見としては、それらのうちのいずれも、ZW3Dの価格効率比率に勝ることはできないということです。私が知る限り、ZW3Dが最もクリーンで最もよいハイブリッドモデラーを持っています。』

 『ゲーム開発のペースについていくために、そして(ターミナルの)設置の機会が増えるにつれて、より多様なデザインを考える必要があり、そのためには、生産性に優れたCADシステムが必要になります。我々は、スクリーンに触るだけでコンピュータがアクティブになる、バーカウンターやテーブルにおくモニターのような卓上ユニットを商品としています。新しいゲームは、モデム、または、イーサネットによって我々のサーバからダウンロードされています。我々は、現在、数ダースのゲームタイトルを持っており、常に新しいものが出てくるようにしています。』

 uWink社は、どんなに激しく使用しても、ユーザーが使用中であっても、違うゲームを入れることができ、必要な新しいタイトルに更新することができる。『ターミナルでEメイルやインターネットサーフィンが可能です。クレジットカードを使うこともできるし、私達のクラブカードを利用してゲームをすることもできます。』

 EnCounterと呼ばれる、主にバーでの使用を意図したカウンタートップターミナルの設計のためにZW3Dの能力が役立った。ファレンティノ氏が言う『これは、約20インチサイズのコンピュータモニターの板金設計です。現実のモニターは15インチですが、現金受け取り装置、カード読取装置、コイン機械を持っています。そして後ろにはコンピュータが組み込まれおり、美しさを保つために、その外枠は、複雑な角を持った形をしています。

インターネットゲーム開発会社「uWink」社での事例②  それらは、厳しい環境におかれるために、耐久項目をクリアしなくてはなりません。水浸しになったり、煙でいっぱいになった熱い部屋に置かれるような、換気の問題に直面したりします。さらに、人々は、ターミナルの上のビールをおくことを望むかもしれないので、彼らにそれを難しくさせるようにデザインしなければなりません。』

 EnCounterは金属でできており、ファレンティノ氏は、『この製作は、私にとっては初めての板金加工でしたが、ZW3Dの板金能力、特に折り曲げ・展開操作が役に立ちました。』と言っている。

 ファレンティノ氏は、コンポーネントのアセンブリを作成し、そしてそれらを金属カバーで覆わなければならなかった。『これらの外枠のために、我々は、コンポーネント(あるものは既製のものであり、あるものは社内で作られたもの)のライブラリを作成しました。そのコンポーネントライブラリは、他のデザイナーや私がパーツを選択して、アセンブリにそれらを挿入することができるファイルサーバにあります。私は全てのコンポーネントのモデル化をZW3Dで行ないました。EnCounterは、幅約19インチ、深さ約18インチ、高さ約16インチ外枠の中に、およそ30のコンポーネントを入れる必要があります。コンポーネントクラスのサイズとしては、最小のサイズです。バー経営者は、コンピュータが場所を取りすぎることを好みませんので、このことも気に入っています。』

 全てのuWinkユニットは、モニタ、コンピュータ、現金・クレジットカード受け取り機、そして、コインメカニズムを結合する。『外枠の美的な形状は、非常に重要で、私もしくはアートディレクターによって決定しています。』とファレンティノ氏。『私は、アートディレクターと共に、ZW3Dで大まかな形状をスケッチし、そして、コンポーネントに繋ぎます。そして、モデリングを終わらせるために常に発生する多少の形状変更のために、コンポーネントをぐるぐると動かし始めます。他に、最終の外観に影響を及ぼすファクタとして、製造可能性があります。製造可能性を考察すれば、外枠全体を比較的安価に作ることができるように、板金カバーを製造可能な単位に分けることが必要です。』

 さらに続けて、『木を使う時もあれば、プラスチックを使う時もある。そして実際には、プラスチックの方が曲面を製造するのが簡単なので、EnCounterのモニタの周辺にはプラスチックを使用するでしょう。基礎的なアセンブリ設計をした後で、後のデザイン編集を容易にするために、コンポーネントの位置、及び全体の形状をパラメータ化します。このことにより、変更を容易にする製品のパラメータ履歴を使用できるようになります。例えば、もし私が電源を(外枠の)内部上側に固定することを望むならば、それが簡単にできるようになります。また、ある部品のサイズを変更する場合、変更に沿って設計されます。一旦、デザインがZW3Dに組み込まれれば、パーツ・材料を提供する我々のMRPシステムに入力される部品を生成することができます。』

 バーにおける使用に関して、もう一つの設計思考がある。彼によれば、『バーの反対側にいる人々と同様に、バーテンにとっても遊びやすくすることです。』と言う。『バーテンが暇な時にゲームを使えるようにすれば、さらに10%儲けを上げることができます。』 バーのどちらのサイドであっても、スクリーンを向けられるように、土台は円筒のピザボックスのようにして、さらに、コードを動かすことなく電話と電源コードが使用できなくてはならない。そして、そのバーテンが向きを変えるとき、それがバーカウンターの前面の棚とぶつからないように全体を作り上げなければならない。

 設計が完成した後についても、ファレンティノ氏は言っている。『我々は、製図を用意しなくてはならないが、ZW3Dでは非常に簡単にできます。板金加工において組み立てられた(曲げられた)状態で描いて、製造者を助けるためにそれを展開し、1:1スケールのDXFファイルとして出力します。そのことにより、板金販売者の仕事をより簡単にしています。』

 製造サイドから製造可能性に基づいて変更を要求することもある。『その場合、』ファレンティノ氏は言う。『私なら、3次元形状を更新します。いくつかの寸法を移動する必要はあるけれども、製図を自動的に更新し、プロトタイプを再び作成するために出力します。大体は、1つのプロトタイプ段階で済みますが、2つの場合もあります。EnCounterの場合、14インチから15インチにモニタを変更し、そのために全体が大きくなったので、新しいプロトタイプが必要になりました。』

 uWinkが既製のアイテムを購入し使用する場合、uWink社は、サプライヤーに彼らが設計したパーツのIGESファイルを要請している。「IGES処理に関して、他のCADプログラムはZW3Dに及ばない」ファレンティノ氏は言う。

 『他のCADプログラムは、IGESに関してZW3Dほど良く機能することはない、ZW3Dは、全体のサーフェースが失われていても機能する。ZW3Dのハイブリッド環境なら、インポートされた部品がソリッド形状である必要が無い、時にはソリッドの代わりのサーフェースデザインを扱うように非常によく機能している。私は、CATIA、及び、他のカーネルファイルフォーマットを変換するためにもZW3Dを使用しています。』

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